自動車が通行できる道路には、
・国道
・県道
・市道
などがありますが、個人などが所有する
・私道
というものもあります。
私道に関するトラブルなどが多くあるようですので、「私道」がどのようなものかについて簡単に紹介します。
■私道とは?
『私道(しどう・わたくしどう)』という言葉を頻繁に使用しますが、「私道」そのものが法律で定義されているものではないようです。
一般的に、
・「道路法」による「道路」
・「道路交通法」による「道路」
・「不動産登記法」による「公衆用道路」
・「建築基準法」による「道路」
の定義があります。
これらの道路は、国や地方公共団体が管理しているものになります。
逆に考えると「私道」は、国や地方公共団体ではなく、
・個人
・企業などの団体
が所有・管理している道路を「私道」と表現しているようです。
■私道は、なぜあるか?
では、
「なぜ、私道というものがあるのか?」についてですが、土地の分割(分譲)などで私道ができることがあります。
たとえば、上の図のように大きな土地を何区画化に分けて分譲し、住宅を建築する場合があります。
このときに、「私道」を作らないと、奥にある土地の人は、公道にでることができなくなってしまいます。
そのため、分譲する人たちが、
少しずつ土地を提供して「私道」を作る場合があります。
この「私道」は、利害関係者同士や第三者との間でトラブルが生じやすいものとなっています。
■他人が勝手に私道に入ってくる!
私道に関するトラブルで多いのは、
所有者以外の第三者が"勝手に私道に入る"
行為になります。
「私道」を設置するためにお金を支払った人にとっては、
「勝手に入ってくるな!」
という気分になるようです。
しかし、「私道」の利便性を向上させようとして、別の公道にも接続させた場合、第三者にとっては、
公道と私道の区別が付かない
ことになります。
※駐車禁止の標識が立つ私道もあります。
したがって、
"抜け道"や
"近道"などに「私道」が利用されるようになると、所有者の方のストレスは大きくなります。
そして、路上駐車などもされるようになると、とても大きなトラブルに発展してしまうこともあるようです。
■トラブルを避けるには?
私道の所有者は、土地を分割するときに土地を提供しただけでなく、
毎年、固定資産税がかかる私道
もあります。
私道に関するトラブルの大半は、
私道の所有者が経済的な負担をした、というイメージがない
ことが理由だと思われます。
一般の個人がお金を払って作った道路が「私道」になります。路上駐車や通行について注意された場合、開き直るのではなく、
丁重にお詫びする
のがマナーではないでしょうか?
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【参考リンク】
Wikipedia [私道]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%81%E9%81%93
W-wallet [私道とは何か]
http://w-wallet.com/page485.html
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Posted at 2013/04/18 01:01:32