バッテリーには、プラスとマイナス端子がありますが、エンジンルーム内をのぞくとプラス端子に
「カバー」が取り付けられています。
これは、バッテリーのプラス端子とマイナス端子が、工具などを介して
「ショート」してしまうことを予防する、などの理由で取り付けられています。
この1例からも分かるように、
「ショートは危険なもの」
ということが、あらためて分かると思います。
本日は、バッテリーの「L」と「R」の違いと、バッテリーの設置されている向きについて紹介したいと思います。
■バッテリーの「L」と「R」
バッテリーには、JIS規格に基づいた表示がされ、「44B19R」など、最後の表示は「R」あるいは「L」となっています。
この「L」と「R」の違いを確認するには、
このような向きからバッテリーを見たときに、
「プラス端子がどちら側にあるか?」
で確認できます。
バッテリー交換などをしたときは、ショートを予防するために、正しくプラス端子にカバーを付けておくことが必要になります。
■プラス端子のカバーが必要な別の理由
ドレスアップなどをDIYでされている方はご存知だと思いますが、ランプなどの電装品の電源は、
プラス側 :配線から
マイナス側:ボディの適当な個所から
取るようになっています。
図で描くと、上のようなイメージになります。
ここで、図をよく見ていただくと分かりますが、
「ショートは、プラスとマイナスが抵抗の少ない金属などで接触してしまうこと」
ですが、
マイナス = ボディ
となっていますので、
「プラス端子とボディが接触しても危険」
ということが分かります。
そのような理由で、交通事故が生じたときでもショートしないように、プラス端子にカバーが取り付けられていることになります。
■バッテリーの向きも
交通事故が起きたときに"プラス端子とボディの接触が危険”という、同じ理由により、
エンジンルームにあるバッテリーのプラス端子の位置は、ボディから離れた位置に取り付けられている
ことがほとんどだと思います。
つまり、バッテリーは次のように取り付けられ、
次のようには、取り付けられていません。
このことからも分かるように、無理に「L」と「R」の異なるバッテリーを取り付けることは、安全上、好ましくないことが分かります。
※リンク先の画像検索で、実際のバッテリーの取り付けの向きが確認できます。
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Posted at 2013/04/02 00:51:23