世界で初めてチャイルドシートが発売されたのは、1963年の
ドイツ・シュトルヘンミューレ社(現在のレカロ社)になります。
そして、日本でのチャイルドシートの義務化は、2000年4月1日からとなりますが、10年以上経過した現在でも、
「取り付け方法が不完全」
「向きは前と後ろのどちら?」
など、不明な点が多いのも事実になります。
この全ての疑問について1日の記事でまとめるのは難しいので、比較的多くある疑問
・使用義務が免除される場合は?
・固定できない場合は?
・チャイルドシートを取り付けたら乗りきれない!
・授乳中、おむつ交換はどうするの?
の4点について紹介します。
■チャイルドシートが免除される場合
チャイルドシートの使用義務が免除される場合については、道路交通法・第26条の3の2の第3項に、次のように規定されています。
1.構造上、固定することができない場合
2.チャイルドシートを取り付けると、乗りきれない場合
3.ケガをしているなど、取り付けない方が望ましい場合
4.著しい肥満などで、使用できない場合
5.授乳・おむつ交換などで止むを得ない場合
6.事業用バスやタクシー、路線バスなど
7.自治体のバスなど
8.応急救護のために病院などに行く場合
このように、道路交通法では8つの項目について、チャイルドシートの義務化が免除される場合について規定しています。
この中でも、1・2・5の3つについては、周知されていないと思われますので、少し詳しく説明してみたいと思います。
■構造上、チャイルドシートを固定できない場合
貨物車の軽自動車の場合、通常の向きではチャイルドシートの固定ができない場合があります。
また、普通車の貨物の場合でも、もともとシートベルトがなく、チャイルドシートの固定ができないと思いますが、このような場合については、チャイルドシートの義務は免除されます。
■チャイルドシートを取り付けると乗りきれない場合
たとえば、5人乗りの乗用車に大人が2人、幼児3人で出かけたい場合、上の図のように全員が乗りきれない場合が生じます。
この場合、
・1人チャイルドシートから降ろせば乗れる場合、その幼児1人
・2人降ろせば乗れる場合、その幼児2人
についてチャイルドシートの使用義務が免除されます。
■授乳・おむつ交換などをする場合
高速道路を走行中など、運転中に授乳・おむつ交換などが必要になる場合があります。
このような場合についても、一時的にチャイルドシートの使用義務が免除されています。
■本日の記事の趣旨について
本日の記事は、チャイルドシートの使用義務の免除を伝えることが目的ではなく、全体的にチャイルドシート全般の情報(正しい取り付け方など)が周知されていないと思い、書かせていただきました。
チャイルドシートを正しく装着することは、万一の事故のときに、自分の子どもの大切な命を守ってくれるものといえます。
また、使用義務が免除されている場合に、チャイルドシートなしで運転すると、当然、警察官からも「なぜ、付けないのですか?」と確認されることが予想されます。
やむを得ない事情があるときに限り、"違反をしないための情報"として参考にしてください。
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【参考リンク】
RECARO チャイルドシート
http://www.recaro-cs.com/jp/home.html
Wikipedia [チャイルドシート]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88
道路交通法施行令
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S35/S35SE270.html
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Posted at 2013/03/20 01:01:30