アルファードのライトをもっと明るくするために、HIDランプと交換する人も多くいます.
HIDとは「High Intensity Discharged」の頭文字をとったもので、通常のハロゲンライトよりも明るいのが特徴です.
ハロゲンライトはフィラメントが発熱して光を放つのに対して、HIDは電子と原子を衝突させることで発光します.
そのため、寿命が4倍近く延びるほか、省エネ効果も期待できるのです.
値段が少し割り高なので、なかなか手を出さないという人もいますが、アルファードのドレスアップとしては初歩的な改造だと言えるでしょう.
また、HIDランプを取付けることは、ファッション性のみならず、夜間走行の安全を確保するという機能的な側面もあります.
アルファードのカスタムパーツとしては、高いものから安いものまで種類も多く販売されていますが、メーカーによっては故障しやすかったりと問題になるケースもあるので、事前によく情報収集をして購入するのがいいでしょう.
自前で整備や取付けを行っているという人は、自己責任の範囲内でDIYを行いましょう.
やり方としては、まずアルファードのボンネットを開けて左右についているキャップを開きます.
そこにソケットがあるので取り外すと、バルブがピンで固定されています.
このピンを解除すれば、HIDと交換することができるはずです.
アルファードの場合は、ピンの取り外しが難しいので、自分では困難だという人は、ショップなどへの持ち込みでやってもらうようにしましょう.
アルファードHIDの注意点
トヨタの高級ミニバンアルファードは広い室内スペースと余裕ある動力性能が人気の車です. アルファードのドレスアップを考えている方は多いと思いますが、愛車の改造メニューの中でもHIDのカスタムは大変人気があります. HIDは元来、大型照明設備に用いられていた照射方式で太陽光に近い非常に明るい光が出せる事から、屋外での投光器用の技術でした. 近年設備が小型化され車にも使われる様になったのです.
HIDが応用出来るのはアルファード(MNH・ANH)ではヘッドランプかフォグランプですが、これらのライトは夜間や悪天候時に安全を確保する為の非常に重要なパーツですので取付けには細心の注意が必要です. HIDの光は前述の通り大変明るいので光軸が正しく調整されなければ対向車や周辺を走行する車を大変危険な目に合わせる事にもなります. ご自身でアルファードの光軸調整が出来ない方はそれが可能な整備工場に持ち込み正しく調整して貰って下さい.
又、アルファードにリアフォグランプを装備されている方もたまに見かけます. このパーツは濃霧時において後方からの追突を防止することが目的で特にイギリスで義務化された装備ですが、くれぐれも夜の市街地やましてや悪天候以外では使用を慎んで下さい. 後方の車にフォグランプを照射するとそのドライバーは逆光を浴びることになり視界の確保が出来ません. そのフォグランプにHIDが装備されているとその明るさは強烈で常に後方から追突される可能性を抱えたまま走行する事になるのです.
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