NBロードスター パワステフルードクーラーの取り付け

NBロードスターには油圧で作動するパワーステアリング機能が搭載されており、据え切りでも何の苦労もせず、楽にステアリングをきる事ができます。

エンジンオイルと同様にパワーステアリング専用のオイルが封入されており、リザーバータンクも装備されています。

パワーステアリングフルードはステアリングを操作するのにあわせてパワーステアリングポンプからステアリング部のギヤボックスに送られるのですが大きな舵角で繰り返しステアリングを操作する時などは温度が上がって来ます。

その温度が限度内であれば何の問題もありませんが峠やサーキットなどでスポーツ走行をした時には異常に温度が上がる時があります。

それを見越してNBロードスターのマニュアルミッション車にはパワステフルードを冷却するためのパワステフルードクーラーが取り付けられていますが、容量も小さく温度を制御できなくなる事があります。

ましてやAT車であればもとよりパワステフルードクーラーがないので温度は上がる一方です。

温度が上がり過ぎるとステアリングが急に重くなったり、リザーバータンクからパワステフルードが逆流して噴き出す事もあります。

そうならないためにも他の冷却系の強化にあわせて効率の良いパワステフルードクーラーを取り付ける事をお勧めします。

しかし、NBロードスター用としてパワステフルードクーラーはあまり売られておらず、汎用のオイルクーラーのコアを利用してワンオフで作る事が多いようです。

車に詳しい方でなければDIYで作業するにはかなり難しい所ですので出来ればNBロードスターを手掛けるチューニングショップにやってもらった方が良いでしょう。