>> NBロードスター |
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どんな車でも市販されてから初めて分かる不具合というものがあります。 不具合といってもリコールとか大げさなものではなく運転の仕方やNBロードスターの使い方によってその症状が出たり出なかったりするもので、それによって運転のしやすさが向上するものもあります。 NBロードスターにもそのような改善したい部分というものがありますが、一番有名なところではクラッチラインでしょう。 NBロードスターは、油圧式のクラッチシステムをもっておりブレーキの様にマスターシリンダーから押し出されたクラッチオイルの圧力によってクラッチを切ったり繋いだりするもので足元のクラッチペダル回りからクラッチ本体に伸びているのがクラッチラインです。 NBロードスターのノーマルクラッチラインはバルクヘッドのクラッチマスターシリンダーからクラッチレリーズシリンダーまでとても長いクラッチラインが取り付けられており、更にまずい事に熱の影響を受けやすい所を通っているので、この熱によるエア咬みや経路が長い事による油圧の損失からダイレクト感のないフィーリングの悪いクラッチペダルタッチと耐久性の悪化という症状が出てきます。 中には走行中に急にクラッチが切れなくなるとか半クラッチがなくなるなどの事故にもつながりかねない症状も出る事がありNBロードスターに乗るからには必ず対処したいところです。 対処方法として一番簡単なのがパーツメーカーから発売されているステンレスメッシュで保護された強化クラッチラインに交換する事です。 このクラッチラインは、ブレーキライン同様に圧力による膨張を防ぐ構造とノーマルの様な無駄に長い経路ではなく最短距離でつなげる様に作られているので、熱の影響やペダルタッチの悪化を防ぐ事ができます。 交換後はブレーキラインと同じようにライン内のエア抜きを忘れないようにしましょう。 |
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