BRZ工具の使い方をマスターしよう！【トルクレンチ】

BRZを自分の手でメンテナンスなどをするときに、ラチェットレンチなどの工具をそろえる必要があるのは言うまでもありませんが、締めつけるボルトによっては規定のトルクで正確に締め付ける必要がある場合があります。

そのような時に必要になる工具が「トルクレンチ」ですが、使い方を誤ってしまうとトルクレンチの精度を下げてしまうこともありますので注意が必要です。

BRZの整備で使用するトルクレンチは、既定のトルクになると「カチッ」と音がして作業者に知らせてくれる工具ですが、念のために・・・ともう一度締め直して「カチッ」とさせる場合があります。

このようにトルクレンチで二重の締め付けをしてしまうと、締め付け過ぎの原因にもなってしまいます。

また、トルクレンチ本体には回転方向（締付け方向）が記されていますが、誤ってボルトを緩めるときに使用してしまうと、トルクレンチ本体の精度を大きく落とす場合があります。

トルクレンチの精度が落ちてしまうと、自分ではその精度が正しいのかどうかを確認することができなくなってしまいますので、BRZの整備に使用することが不可能になってしまいます。

BRZの整備に使用するトルクレンチは、比較的安価で販売されるようになりましたが、精密測定器具ですので、逆方向（緩める方向）に使用してしまうと、それだけでメンテナンスでは使い物にならなくなってしまいます。

トルクレンチで、ボルトを緩めてしまうことは厳禁とされています。