プリウスのマフラーを社外品に変えるメリットは未だ──？

ハイブリッド車のプリウスNHW20をモデファイするのは難しい作業です。

そこにマフラーを交換してドレスアップしなさいとの命題は、極めて困難な作業です。

単純にドレスアップだけなら、格好のいいステンレスのマフラーを買って交換すればＯＫですが、それではプリウスを選択した意味が無いですものね。

プリウスNHW20のモデファイ用のカスタム・マフラーはたくさんあります。

しかし、多くの製品は、従来のマフラー交換によるドレスアップ感覚とまったく変わっていません。

基本的に触媒から後ろのパーツだけを交換・換装する改造ですね。

「ハイブリッド車のための新しい排気系」というコンセプトはまだ無いようです。

基本的にNAエンジンに社外品の抜けがいいとされるマフラーを取付けると、多くの場合「低回転域のトルク不足」が報告されます。

小さなエンジンのプリウスなら、その傾向が助長されるのは当然です。

しかし、プリウスの場合はモーターのアシストで相殺されます──というか、発進時トルクはモーターのおかげで国産車の中でも最大級です。

そうした意味でNHW20プリウスのマフラー交換を考察すると、どうもドレスアップ以外に意味を見出せないかな、ということになります。

ハイブリッド車プリウスに排気系改造でメリットを求めるコトにまだ無理があり、マフラー交換はドレスアップ志向だけの改造なのかもしれません。

プリウスならではのドレスアップがあってしかるべきで、そんなことを考えている職人のショップに愛車を持ち込み、相談しながらカスタム・マフラーを取付けたいですね！

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