RX-7PPFの交換

RX-7に代表されるマツダのFRモデル（RX-8、ロードスター）には他のメーカーのFRモデルにはない特殊な部品が取り付けられています。

それはPPF（パワープラントフレーム）と呼ばれるものでトランスミッションとデフケースをつなぐサブフレームの様なものです。

一般的なFR車は、エンジンはエンジンマウント、ミッションはミッションマウント、デフケースはデフマウントがそれぞれのパーツを支えていて、エンジン回転の反力や路面からの上下動などによる、それぞれバラバラに動く状態に対応できるようになっています。

しかしRX-7の様なPPFが取り付けられた車には厳密なミッションマウントやデフマウントというものは存在せず、その代わりにミッションとデフをつないでそれをボディーフレームにマウントするという構造をとっており、それによってエンジンからデフまでの一体化によるハンドリングの向上を実現しています。

しかし、本来バラバラな動きをする各パーツをPPFでつなげるという事をした為にこのPPFにかなりの負担がかかりノーマル状態のRX-7でもこのPPFにクラックが入ったり、折れたりというトラブルが多く発生しています。

最初のマイナーチェンジ時に強化されたPPFが取り付けられるようになりましたが、まだまだ強度不足でそれ以降も同じようなトラブルが発生しています。

パーツメーカーからは更に強化されたPPFが発売されており、そちらに交換する事でこの様なトラブルは未然に防ぐ事ができそうです。

パーツメーカーから売り出されているものはほとんどが、純正品を加工したもので、あて板や溶接増しなどをして強度を確保しているので、パワーアップや機械式LSDを入れているRX-7やリア周りからの異音やシフトが入りにくい現象が出た場合は交換すると改善されたり、トラブル予防にもなるので是非お勧めしたいパーツの一つです。