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RX-7吸気ポートのチューニング | 知らなきゃ損する自動車のドレスアップ
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RX-7吸気ポートのチューニング

ロータリーエンジンをもつRX-7には他のレシプロエンジンの車にはない特有のチューニング方法があります。

ポート関連のチューニングが代表的なもので、RX-7でよく行われるのが混合気を吸いこむ役割をもつ吸気ポートのチューンです。

ロータリーエンジンは4サイクルレシプロエンジンと違って、吸気や排気の量やタイミングを決めるカムシャフトやバルブがありません。

その代わり、ローターに面したところにポートが開けてあります。

RX-7の吸気ポートはサイドポートですのでローターの脇にあるサイドハウジングにポートが開けられており、そのポートの位置、大きさ、形状によって吸気量や吸気タイミングなどが決められます。

レシプロエンジンの場合、混合気の吸入量を増やすためにビッグバルブを組み込んだり、吸気側のバルブリフト量を増やしたりしますがバルブをもたないロータリーエンジンでは、既存のサイドポートを削ってハウジングの外側に向かって大きくして混合気の吸入量を増やします。

しかし、ある程度までは拡大出来ますが更に大きくしようとすると、ローターとハウジングの機密性を保つためにローターに取り付けられているアペックスシールやサイドシールの通り道にポートがかかってしまい、最悪アペックスシールやサイドシールの破損や脱落などの致命的な損傷を起こしてしまいます。

それを防ぐために、各シールの通り道を避けるようにポートを拡大していき、吸気ポートとして二つの穴がサイドハウジングに開くことになります。

この様に吸気ポートの拡大をし、そのポートにシールの通り道の橋がかかっているように見える事からブリッジポートと呼ばれます。

更に高出力を狙う場合には、吸気ポートを排気ポートと同じようにペリフェラルポートにする方法もありますが、高回転型のエンジンになってしまい、低回転のトルクは弱くなり、とても街乗りでは使い物にならないエンジンになってしまいます。

ロータリーエンジンのポート関連のチューニングはかなりの知識と経験が必要な部分ですので、信頼のおけるロータリーに精通したRX-7専門のチューニングショップにお願いした方が良いでしょう。




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