>> RX-7 |
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RX-7は、ロータリーエンジンにターボチャージャーを取り付けた、もう2度とお目にかかれないであろう素晴らしいスポーツカーですが、そのスポーツカーのエンジンパワーを作り出しているのが圧縮空気です。 RX-7の様なターボ車でよく過給圧という言葉を耳にしますが、それは吸入した空気をタービンによって圧縮した時の圧力の事を言いますが、この過給圧の強さによってローター内に押し込まれる空気の量が変わります。 タービンで圧縮した空気は、太いパイプでインタークーラーへと導かれ、そこで冷やされた後、再度太いパイプでスロットルへと導かれます。 その間に通っていくパイプやインタークーラーでは、様々な要因で圧力が失われ(圧力損失)、実際にタービンで圧縮した時の圧力よりもサージタンク内での圧力は僅かですが低くなり、せっかくの過給圧が無駄になってしまいます。 ターボエンジンの場合、過給圧=エンジン出力ですので少しの過給圧のロスも見逃す事は出来ません。 意外と圧力損失が大きいのがパイピングで、見た目そんなに抵抗がなさそうに見えますが、エンジンの動きに対応できるように柔らかい樹脂製でできており、整備性や柔軟性を高めるために蛇腹構造になっています。 これでは、過給圧によりパイプ自体が膨らんで、せっかくの過給圧が無駄になりますし蛇腹の部分で吸気の流れに抵抗ができてしまいスムーズな流れも阻害してしまいます。 これによって過給圧の低下や立ち上がりが悪くなり、パワーどころかフィーリングもよくありません。 そこでそれらのパイピングを金属製のパイピングキットに交換する事をお勧めします。 RX-7はノーマルでもタービンからインタークーラーへ伸びるパイプの半分くらいまでは金属で出来ていますので、そこから先とインタークーラーからスロットルボディーまでのパイプを全て金属製のパイピングキットに交換します。 販売されているパイピングキットにはステンレス製やアルミ製、チタン製などのものがありますが、効果にそれほど違いはないので見た目で選ぶのも有りかと思います。 |
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