>> RX-7 |
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自動車のエンジンに燃料を供給するのは、過去にはキャブレターを使った受動的な地方法を使っていましたが現在のほとんどのエンジンは、電子制御燃料噴射装置がその役割を果たしています。 エアクリーナーを通り抜けた吸気がエアフローメーターを通り抜けることにより吸気量を測り、その信号をECUに送った後、ECUがそれ以外の様々な信号とエアフローメーターからの信号を解析します。 その解析結果をインジェクターに送り、燃料をインテーク内に噴射するというのが電子制御燃料噴射装置の仕組みでLジェトロニクスと呼ばれていますが、エアフローメーターの構造によってはそのメーター自体が吸気の抵抗になる場合があり、高出力を狙うにあたっては障害の一つとなっています。 一般的には吸気抵抗の高いフラップ式や比較的吸気抵抗が少ないホットワイヤー式やカルマン渦式のものが使われていまが、RX-7には、エアフローメーターそのものが無いDジェトロニック式の燃料噴射装置が採用されています。 これは吸気抵抗になるエアフローメーターを使わず、吸気圧力センサーと吸気温度センサー、スロットルセンサーからの信号で燃料噴射量を計算しています。 RX-7に取ってDジェトロのメリットは吸気抵抗だけでなく、エアフローメーターが無いのでエアクリーナーからスロットルまでのレイアウトの自由度が増し、効率のよいレイアウトが実現できる事も挙げられます。 RX-7の様なターボ車は吸排気系を効率のよいものに交換するだけで簡単にパワーアップ出来てしまうという性質上、Dジェトロのメリットは大きく、吸気抵抗の大きいRX-7純正のエアクリーナーボックスを撤去してむき出しタイプのエアクリーナに交換する事でタービンへとのびるサクションパイプの長さを短くする事ができるので更に吸気抵抗を減らす事ができるようになります。 パーツメーカーから販売されているものには純正交換タイプのエアクリーナーもありますが、せっかくのDジェトロのメリットを生かさないのはもったいないので、是非むき出しタイプのエアクリーナーに交換してみてください。 |
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