>> RX-7 |
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FD3S型のRX-7で比較的多いトラブルがクラッチのトラブルです。 これは、都心や都市部でよく発生するようで、渋滞時や気温の高い夏場などにクラッチのジャダーが発生する事があるようです。 この現象は、RX-7が発熱量の多いロータリーエンジンをフロントミッドシップレイアウトで搭載しているため、熱が車体下に潜り込んだように取り付けられているクラッチにも溜まってしまい、その熱によってクラッチプレートが変質、変形した時に発生するものと考えられています。 一時的に改善をするならば、クラッチプレートを少し削ったり、熱処理などをすれば改善できますが、根本的に改善をしなければ、再度このトラブルが発生する可能性は高いのではないでしょうか。 根本的な改善方法として一番簡単なのが、信頼性の低いRX-7純正クラッチを高温でも耐えられる容量のあるクラッチディスクやクラッチカバーに交換する事でかなりの確率でトラブルを回避する事ができます。 更にフライホイールも軽量なものに交換する事でエンジンのレスポンスをアップする事ができるので一挙両得です。 RX-7用のクラッチには、ノーマルと同じ構造のシングルクラッチや、よりハイパワー向けのツインクラッチがあります。 クラッチディスクの数が違うだけですが、ツインクラッチの方が伝達するトルクが断然アップするため、パワーに負けてクラッチが滑るという事が少なくなります。 しかし、シングルに比べてツインの方がクラッチペダルを踏む力を必要とし、半クラッチの感覚が少し違うので渋滞の時などに断続的に半クラッチを多用する場合は少し手こずるかもしれません。 シングルでもクラッチディスクの素材を変更した強化クラッチがあるので街乗りでの勝手を気にする方にはこちらの方が良いかもしれません。 |
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