>> RX-7 |
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サバンナがサバンナRX-7と呼ばれるようになってからロータリーエンジンと共にRX-7のステータスとなっていたのが、リトラクタブルライトです。 一般的な量産車として初めてリトラクタブルライトが採用されたのが1987年3月に発売されたRX-7が最初で当時はポルシェ924の外観と似ていると噂になった時期がありました。 リトラクタブルヘッドライトは、当時の保安基準でのヘッドライトの取り付け位置の高さ制限をクリアするために採用されたもので、RX-7の様なフロントノーズが低い車にはうってつけの機能でした。 ヘッドライトを使っていない時には空気抵抗が少なく全体のデザインと一体化していてよいのですが、夜間時などヘッドライトを使用している時には、空力特性を左右するフロントノーズ部に大きな突起物がせり出てくるために空気抵抗が大きく、他の部分にも空力特性の悪化の影響を与えてしまいます。 更に、フロントオーバーハング上にリトラクタブルヘッドライト機構を設置しているために重量増による回頭性の悪化も考えられるので、特にスポーツ走行をする人や夜間に使用する事が多い方はリトラクタブル機能を廃止し、一般に車の様な固定式にする事があります。 これによって、オーバーハング上の軽量化、リトラクタブル機構のトラブル回避、夜間の空力特性の正常化などする事ができます。 固定式ヘッドライトにするには、専用のスリークライトキットとか固定ヘッドライトキットなどと呼ばれるキットを取り付けることになりますが、取り付けの際に、フレームを切り取るなどの加工が必要になるので少し勇気が必要になりますが、スタイルは抜群で、一見RX-7とは別の車になったようです。 リトラクタブルヘッドライトが好きな方には関係ない事ですが、個性のあるRX-7を作るには、一番効果的な部分ではないでしょうか。 |
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