>> RX-7 |
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RX-7は、吸気系や排気系のパーツを換えるだけで比較的簡単に過給圧が上がってしまい、それなりにパワーも上がるので良いのですが、副作用ともいえるオーバーシュートも頻繁に出るようになります。 ノーマルでも運転によってオーバーシュートがでやすい傾向があるので、タービンが元気よく回るようになったRX-7では更にオーバーシュートする事になります。 過給圧のアップやオーバーシュートで怖いのは、燃料調整とブーストカットで、ECUで制御される燃料調整は、ノーマルの状態での過給圧にしか対応しておらず無意識に上がった過給圧やオーバーシュートの様な高過給圧では燃料の量が足りなくなる場合があり、エンジンにとって危険なリーンの状態になってしまいます。 更に過給圧が上がり過ぎるとECUが燃料を止めてしまい、もっと危険な状態になってしまいます。 よくFD3Sでは吸排気系を換えたらECUも見直せと言われますが、この状態を招く可能性の事を言っています。 不安定な過給圧を引き起こす根本的な理由は、実は過給圧制御を反応の悪いソレノイドバルブで行っているためで、ECUの過給圧マップを書き換えても正確なブースト制御は難しいと思います。 パワーアップをするにせよ、オーバーシュート対策を考えるにせよどちらにしてもRX-7のソレノイドバルブ制御では、限界があるのでECUの制御下から離れた独立した過給圧制御システムを組み込むことも必要かと思われます。 これを実現できるのがブーストコントローラーと呼ばれる電子機器で、RX-7のソレノイドバルブより制御が細かく反応が良いステッピングモーターを使用したバルブを使ったものが人気で、性能もノーマルとは比べ物になりません。 ブーストコントローラーの設定が少し難しいですが、それが決まってしまえばオーバーシュートやハンチングも皆無になり、狙った過給圧にきちんと制御してくれます。 ブーストコントローラーの取り付けにあたっては、少し複雑な作業があるためにそれなりの知識や技術が必要になって来ますが、ブーストコントローラー一つで安心してアクセルを踏めるようになるのは間違いないです。 |
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