ＦＴ８６についてチーフエンジニアに聞いてみた

ＦＴ８６のコンセプトについて、よく論じられているのが、「ＦＴ８６は若者向けなのか、そうでないのか」という点。

ＦＴ８６は、スポーツカーでありながら、車両価格を２００万円以内に抑えることに成功しています。

そのため、若者層でも興味を持ちやすいと言われています。

さらには、クルマ離れが激しい若者たちに、再び興味を抱かせるための起爆剤である、といった言われ方をすることもあります。　

そしてもう一つ、コンセプトについてよく言われるのが「ＦＴ８６」というネーミングです。

まるでＡＥ８６をほうふつとさせるネーミングです。　

ちなみに、ＦＴ８６を見てみたユーザーの反応は、わりあい冷静です。

「若者をターゲットするなら、１．５Ｌで１５０万円クラスが妥当」という意見が多いです。

また、「乗り出し３００万円となり、高くて買えない」という意見も多数見受けられる様子。

さらには、「現実的には中高年向けのセカンドカーでは」という意見も。　

この疑問を解き明かしてくれるのがＦＴ８６の多田チーフエンジニアのインタビューです。

彼曰く、「メインターゲットは４０～５０代の男性。８０年代の若いころにかつての「ハチロク」に乗っていた、あるいは憧れていた人々」。

目指すのはオヤジがカッコよく見えるクルマで運転する姿を見て、息子が「自分も乗ってみたい」という憧れや夢を抱くクルマ、だそうです。　

若者たちにも関心が広がってほしいと考えているのが本当のところのようですね。