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アクア燃費スペシャル・グレード“L”の問題点 | 知らなきゃ損する自動車のドレスアップ
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アクア燃費スペシャル・グレード“L”の問題点

新型ハイブリッド・コンパクトのトヨタ・アクアが、盛んに喧伝しているリッターあたり40km(10・15モード)の好燃費。

この燃費性能を達成しているのは、車両価格169万円のアクア最廉価グレードである“L”だけです。

このアクア“L”の車両重量は1050kgで、他のG/Sグレードに比べて30kg軽くなっています(何もメーカーオプションを選択しない状態で)。

ちなみに30kg重たいG/Sグレードの10・15モード燃費は、37km/リットルで、8%ほどダウンします。

それならば、最も燃費がいいグレード“L”を購入しようと考えてディーラーに出かけて「アクアのL、ください!」と注文したとします。

すると営業マンの方が、「それは止したほうが良いかと……。“S”にされた方が……」と説得されるのがオチです。

つまり、別項でも触れましたがアクアの“L”グレードは、40km/リットルの燃費を実現するためのスペシャル・グレードで、装備を簡略化してダイエットし、現代のクルマとしては極端に細くてハイトが高い転がり抵抗の少ないスペシャル燃費タイヤ(165/70R14サイズのヨコハマBlue Earth)を装着しています。

そのため、別項で述べたようにドライバビリティが犠牲になっているのです。

だからといって、Lグレードを選べば誰でも40km/リットルの燃費が出せるのかというと、かなり難しい課題と言わざるを得ません。

空いた田舎のオープンロードで60km/hで淡々と走るような、そうとう頑張った省燃費運転を試みて、30km/リットルが達成したら上出来といえるでしょう。




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