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新型アクアの16インチ仕様ツーリング・パッケージはコンパクトカーの小回り性能(取り回し性能)を失っていると前項で述べました。 これがどんな意味を持っているかというと、15インチ仕様のアクアのユーザーがツーリング・パッケージと同じスペックのタイヤ&ホイールを履くとフロントメンバーに干渉すると言うことです。 つまり、アクアの15インチタイヤ仕様のユーザーは安易なインチアップは出来ないと言うことです。 本当にそうでしょうか? そこで、新型アクアの15インチ/16インチの純正タイヤ+ホイールスペックを確認します。 15インチタイヤ+スチール&アルミホイールは、175/65R15タイヤ(ブリヂストン・エコピアが主流)+15×5Jスチール&アルミホイール、PCD100mmでオフセット+39mmの4穴です。 ツーリング・パッケージの16インチ仕様は、95/50R16タイヤ(ヨコハマdB)+16×6J専用アルミホイール、PCD100mmでオフセット+51mmの4穴です(両方のタイヤの外径は調べて下さいね)。 ここで、注目すべきは16インチ仕様のインセット(+オフセット)です。 15インチに比べて12mmも内側に入っていますね。 これは、トヨタのフェンダークリアランスの社内基準をクリアするためで、このために最低回転半径が犠牲になっているきらいがあります。 どんなメーカーでもタイヤはフェンダーの内側に収まらなくてはならず、その上でタイヤチェーンの装着が可能な外側(フェンダーとの)クリアランスが要求されます。その寸法は15mm以上です。 ということは、アクア15インチ仕様に16インチのオフセット+40mm程度のホイールを選べば、限りなく“ツライチ”でインチアップが出来そうですね。 このあたりは、これからノウハウを蓄積するタイヤショップに相談するのがベストです。 ひとつの提案ですが、タイヤサイズを185/55R16とツーリング・パッケージよりも10mm細くて、ややハイトが高い16インチタイヤを採用することです。 これで、外径はほぼ一致するはずで、装着ホイールのオフセットは40mmを探しましょう。 |
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