フィット1.3Aリジットカラーの取り付け

一般に市販されている車は、メインのフレームとサブフレームの複数のフレームが結合された形でなっておりサブフレームには、サスペンションなどの走行性能の左右するパーツが取り付けられています。

フィットも例にもれずメインフレームとサブフレームに分かれています。

その二つのフレームは数本の太いボルトで取り付けられており見た目ガッチリ取り付けられているように見えますが実は、走るごとにその結合部分はずれており常に一定の位置にある訳ではありません。

それによってサスペンションからの力やボディーからに力が逃げる事により反応が遅れる事がありシビアな運転をする場合などには不具合が出てしまいます。

これを防ぐにはフレーム同士に結合部分がずれないようにボルト穴をギリギリのサイズで開けるなどの対処が必要になって来ますがそれでは車を生産する時に更にシビアな製造工程を踏まなくてはいかなくなり能率が悪くなってしまいます。

極力コストを下げたい自動車メーカーとしてはそこまでシビアな生産ラインを作る事は事実上難しいので許容範囲の作業をします。

そこで遊びのあるボルト穴とボルトの隙間を埋めてしまおうというのがリジットカラーです。

リジッドカラーは商品名で、簡単に言ってしまえば固定式のワッシャーです。アルミ合金をベースとした柔らかい金属で出来たワッシャーの様なものをフレーム同士を結合しているボルトに挟み、締め付けることによってリジットカラーが変形し、ボルトとボルト穴の隙間を埋める形になります。

これによってフレームのガタが減り、走行中のずれもなくなる事でサスペンションの動きが良くなります。

路面からの入力をダイレクトに受けるため、多少乗り心地が硬くなりますがそれだけ今までが良くない状況になっていたという事です。