フィット1.3Aミッションコントローラーの取り付け

フィットには、トランスミッションとしてホンダマチックSと呼ばれるCVTが設定されています。

このホンダマチックSと呼ばれるCVTミッションは、オートバイによく使われる湿式多板クラッチを電気的に切ったり繋いだりしているクラッチに、スクーターに搭載されている遠心式のミッションと同じ原理で動いているミッションがついており、スクーターがプーリーの遠心力によってプーリーの径を変化させるものに対してフィットのホンダマチックSは、電気的にプーリーの径を変更させています。

これによって一般的なギヤを組み合わせたミッションとは違い、ギヤレシオを無段階で自由に変える事ができます。

ノーマルのフィットのECU内には一般的な走行に最適な変速パターンが入力されており、それに従ってCVTも制御されています。

しかしあくまでも燃費重視の変速パターンなので鋭い加速やパワーが必要な時などには物足りなさを感じてしまいます。

そこで、通常運転の時にはノーマルのギヤ比で、ちょっと走りたい時は加速重視のローギヤードでという走り方をした時にはミッションコントローラーをおすすめします。

ミッションコントローラーは、CVTの制御信号に擬似信号を送る形で変速比を変更するものです。

ミッションコントローラーは、変速パターンを変更するのではなく全体的にハイギヤードにしたりローギヤードにしたり、ファイナルギヤを交換して最終減速比を変えた時と同じような効果があります。

取り付けは、ECUの配線に割り込ませるように結線するか、ミッションコントローラー専用の割り込みケーブルを使えばカプラーの脱着のみで基本的な作業は出来てしまいます。

機能をカットするスイッチも付いているのでフィットに他の人が乗る時でも安心です。