>> フィット |
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エンジンの内部には常に回転する部品があり、その回転数が変化するたびにエンジンがねじれるように動きます。 フィットの場合は横置きエンジンですのアクセルのオンオフでエンジンマウントを中心に前後方向に動くことになります。 エンジンが動くという事は、回転の変化の際の初期入力が遅れるという事でこれが実際の運転となるとレスポンスの悪化に繋がってしまいます。 5速マニュアルミッションのフィットであれば、動くエンジンとボディーに固定されたシフトリンケージではクリアランスが変化してしまい、場合によってはシフトが入りずらくなったりシフトミスを起こしかねません。 これを防ぐには、エンジンをフィットのボディーにガッチリ固定したいところですがエンジンの振動がまともにボディーに伝わってしまい、かなり賑やかな室内になってしまいます。 そこでエンジンマウントというゴム製のリングを挟んだ土台でその振動を軽減する設計になっているのですが、それがエンジン本体に動く余裕を与えてしまい、結果的にフィットのエンジンが前後に捻じれるという事になるのです。 そこで固定出来ないエンジンの動きを少しでも抑制するために考えられたのがエンジントルクダンパーというものです。 エンジントルクダンパーとは、ダンパーというくらいですのサスペンションについているショックアブソーバーと考え方は同じで、エンジン本体とボディーに取り付けられたシャフトをウレタン樹脂などの弾力性のある樹脂である程度動きを抑制する仕組みになっています。 これによって、ボディーに伝わるエンジンの振動はある程度抑えたまま、エンジンの動きを適度に抑制するようになります。 ただ、エンジントルクダンパーによっては振動が大きいもの、あまり動きが抑えられないものなどいろいろあるのでネットなどの評判を見ながらエンジントルクダンパーを選ぶとよいでしょう。 |
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