インサイト燃費グッズについて

ガソリンの価格がどんどん高騰するこの世、車のオーナーは燃費をよくするためにいろいろな努力をします。

一番の努力は、最近のエコブームの影響で売れているインサイトの様なハイブリッドカーやEV車を購入する事ですが、性能やデザインなどが自分の好みに合わないという理由で一般的なガソリン車を購入する方も多くいます。

その場合、ほとんどの人がECUの内部データに触れることなく、安易にいろいろな燃費グッズ、通称「オカルトグッズ」に頼る事があります。

燃費グッズには、特殊な磁石をエンジンに張り付けたり、エアクリーナーに張り付けたりするものが多く、中にはガソリンタンクの中に磁力や遠赤外線を放出すると言われる物質を直接入れ、ガソリン自体の燃焼効率を上げるなどというものもあります。

燃費グッズのパッケージには「インサイト専用」とか「燃費○○%向上」「○○馬力のパワーアップ」などと書かれているものもあり、燃費グッズの説明書きを見てみるとイオンがどうのこうのとか遠赤外線がどうだとか説明されていますが、人によって車によって効果はまちまちで、車雑誌のテストにおいてもある雑誌は「効果なし」、違う雑誌では「○○%燃費改善」とそれもまちまちな結果が出ています。

過去には、マフラーアースやアーシングなども半信半疑なパーツとして扱われていましたが、現在ではその効果がメーカーにも認められ、一般の市販車にも標準で取り付けられているものもあります。

しかし、燃費グッズは発売されてかなりたつものでも同じような構造のパーツが純正パーツとして取り付けられていない現状を見るとどんな車でも効果が出るとは断言できないのではないでしょうか。

もう一つ問題なのは、特殊な磁石や石などを使った燃費グッズの値段がとんでもなく高価な事です。

これが購入しやすい値段であればもし効果がないとしてもあきらめがつきますが、二万も三万もするとなると話は別です。

同じお金をかけるのであれば、インサイトのエンジンオイルを交換したり、インサイトをきちんと点検に出した方のが効果があるかもしれません。