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インサイトエンジンオイルの選択 | 知らなきゃ損する自動車のドレスアップ
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インサイトエンジンオイルの選択

インサイトは、エンジンに負荷のかかる時にモーターがアシストするというタイプのハイブリッドシステムをもっています。

これは他車の様なモーターの力が足りない時やモーター用のバッテリーが少なくなってきた時にエンジンがかかるものとは違い、走るのはあくまでもエンジンというホンダらしい考えを表現したものだと思います。

とはいっても停止時のアイドリングストップ機能や減速時のエンジン停止機能もインサイトは搭載しているので無駄にエンジンを回さない様になっており、低燃費を目指した造りになっています。

インサイトは、エンジン自体にも低燃費の為の工夫がされており、エンジン回転の抵抗を極力減らすためと低温時の始動性をよくするために専用のエンジンオイルが入れられています。

このエンジンオイルはインサイトの様なホンダのハイブリッドカーや低燃費車専用のもので、アフターパーツのメーカーからは売られてはいません。

一般的にはハイブリッドカーやエコカーと称する車には低燃費車専用の低粘度のエンジンオイルが使われます。

SAE規格の粘度番号としては0W-20とか0W-30あたりのものが良く使われていますが、このホンダのオイルはなんとSAE規格最低粘度である0W-20を上回る「超」低粘度で、SAE規格には0W-20以上低粘度のものはないので規格外のものとして扱われています。

するとおのずとオイル交換の際には純正オイルという事になるのですが、エンジンオイルの交換を自分ですると不安を感じてしまいます。

なぜかというと、ドレンボルトから流れ落ちるオイルはエンジンオイルとは呼べないほどサラサラでまるで水が入っているかと思ってしまうほど粘度がないのです。

粘度がないという事はエンジンの高温時やエンジン回転数を少し高めに回して走る時などの油膜切れが心配になります。

純正オイルですのでそのへんも考慮されているとは思いますが、純正オイルはその車の性能を全てカバーできる様には出来ていないというのが定説ですので、高回転を多用する方は注意が必要です。

出来ればせめて0W-30くらいの低燃費車専用オイルを入れた方がエンジンの始動性や高回転時の油膜切れなどにも心配しないで済むでしょう。




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