インサイトECUの交換

インサイトに限らず最近の車のほとんどは、エンジンコントロールユニット（ECU）と呼ばれるコンピューターで制御されています。

名前に「エンジン」と付いていますが実際にはエンジン以外のミッションやABS、スロットルコントロールなども制御下に置き、盗難防止の為のイモビライザーなども制御しています。

インサイトもエンジンの燃料噴射量やバルブタイミング、点火時期などの基本的のところからスピードリミッターやレブリミッター、アクセルコントロールまで制御しており、あわせてハイブリッドカーの命ともいえるモーター駆動やハイブリッドシステム、CVT、アイドリングストップ機能などまでわずか数十センチ四方の箱に納められたコンピュータユニットで制御しています。

ECUの中には制御するものに対してそれぞれメーカーが最適と思われるマップデータが入力してあり、ECUはそれに従って各部分を制御します。

しかし、このデータはあくまでも色々な条件下においても無難に車を運転する事ができる様に考えられたもので、必ずしもインサイトの能力を100%発揮させるようにしたものではありません。

これは量産車の宿命で仕方がないのですが、自分専用のインサイトがある以上、性能も自分専用に作り替えたくなるのが世の常です。

そういう方にうってつけなのが、ECUチューンです。

ECUチューンは、ようはホンダが余力残しで作成したデータを知識のあるチューニングショップによって書き換えることによって、自分にあったインサイトに作り上げるという事です。

それによって、エンジンのパワーがアップしたり、加速が鋭くなったり、かったるさを隠せないアクセルコントロールを変更したりすることができます。

作業は至って簡単、自己診断機器を繋ぐODBIIポートにノートPCを繋いでチューニングショップのノウハウが詰まったオリジナルデータに書き換えるだけで時間的には15分くらいで終わってしまいます。

更に自分好みにしたい方には一般的なデータではなく、現車合わせのセッティングをすれば更に良くなるでしょう。