コペンの車体を改造する

本来コペンはスポーツカーというよりも、そのスポーツカーのような雰囲気をお洒落に、しかも気軽に楽しめるファッショナブルなスポーティーカーという位置付けであったように思います。

コペン改造

確かに６６０ｃｃのターボエンジンは軽自動車にしては力強く、交通の流れをリード出来ますが軽自動車の規格枠の中でフルオープンタイプの車を作るとなるとどうしてもボディー剛性を上げる事が難しいのです。

コペンの左右のドアを開ければよく分かりますが、前後方向で車を繋げているのはフロアパネルのみ！なんとこの床が前後の剛性を保つ鍵なのです。

従って本格的にワインディングを走ったり、サーキットに連れ込む様な使い方をする場合、少し改造してやる事が必要です。

ボディー剛性をアップする為の改造はフロアの下に更にクロスメンバーを追加するカスタムを行う他、トランク内やボンネット内も左右のサスペンションの上端を結ぶ形でタワーバーを設置して旋回時のボディーの歪みを防ぐカスタムを施す必要があります。

サーキット走行用にコペン専用のこの手の改造パーツもメーカーから発売されており、熱心なスポーツ走行愛好者の期待に沿えるような改造をする事が可能となっています。

走行性能をカスタムしたコペンはがっちりした逞しいボディーに変身します。

自分の手足のように振り回せるライトウェイトスポーツとしての楽しみ方がボディー強度を上げる改造を施す事でより深みを増して楽しむ事が出来るのです。

お洒落なドレスアップでカスタムするのも本格的なチューンナップのカスタムもどちらもファンの心をくすぐるコペンの楽しみ方ですね。