>> セレナ |
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セレナの様なミニバンタイプの車のエンジンレイアウトは、ほとんどがフロントの短いボンネット内からフロントのバルクヘッドの下に潜り込むような形で搭載されている事が多く、広い開口面積のグリルをもつセレナでもエンジンから発生する熱がこもりがちになってしまいます。 ワンボックスカーの様な最前席の下にエンジンを置くタイプのものよりかは効率は全然良いですが、夏場や渋滞にはまった時、高回転を多用した走りをした時などには、心配になってしまうほど熱くなります。 通常、エンジンの熱を冷却するのはクーラントの仕事ですが、エンジンオイルも冷却に大きな影響を及ぼすものなのです。 エンジンオイルの仕事はエンジン内部の各パーツの潤滑ですが、冷却も行っており、クーラントよりも細かい所まで入り込む事ができるエンジンオイルの冷却性能は侮れません。 クーラントを高性能なものに交換するのと同時にエンジンオイルの冷却も考えた対策を講じるとより一層効果が期待でき、夏場の渋滞時などに起こるエアコンに効きが悪くなる現象も少しは解消されるのではないでしょうか。 具体的な対策としては、エンジンオイルを高性能なものに交換したり、オイルを走行風で冷やすオイルクーラーなどが考えられますが、オイルクーラーを取り付けても電動ファンなどの力を借りない限り渋滞時の走行風がない状態ではあまり効果がありません。 そこで根本的なところでオイルの容量を増やすという事を行いますがオイルの容量はエンジンによって決まっており、量を多くする事ができませんのでオイルパンを交換します。 エンジンオイルは各部を回った後に必ず腰下にあるオイルパンの戻ってきます。 そのオイルパンをノーマルより容量の大きなものに交換すればエンジンオイル自体の量も増やす事ができるのです。 しかし、セレナ用に大容量オイルパンは販売されていないので同じセレナの4WD用のものに交換します。 4WDのものはFFのものに比べて2リッター位多くオイルを入れる事ができますし、同じエンジンの純正品ですから加工なく取り付ける事ができます。 |
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