セレナECUの書き換え

セレナの様な現代的な車においてECUの存在を忘れてはいけません。

どんな環境どんな状態においても正常にエンジンを動かせるのもECUのおかげ、その車専用のカギをもっている人でなければエンジンをかけられなく出来るのもECUのおかげ、CVTのスムーズな変速を行えるのもECUがあるからなのです。

セレナのエンジンパワーを上げるには、エンジン内部のパーツを交換したり、エアクリーナーやマフラーなどを交換したりしますが、これらのパーツを交換するだけではそれぞれのパーツの効果を全て発揮させる事は出来ず、本来のパワーを得る事は出来ません。

これは、ECUの管理下にある燃料調整マップや点火時期マップ、バルブタイミングマップが当然ですがまったくのノーマルの状態で正常に動くように、無駄な燃料を使わないようになっているからで、パーツを取り付けてエンジン周りの状態が変わったのにもかかわらずノーマル状態の制御ではある意味最適化されていない状態で動いているからです。

カムシャフトが変われば、バルブのリフト量が増えたりバルブの角度が変わるのでシリンダーに入る混合気の量が変わり、エアクリーナーが変わればマップにないような吸入吸気量を吸いこみ、マフラーが変われば排気ガスがスムーズに流れます。

これらの状態はノーマルのECUにしてみれば異常な状態で、これを正常な状態として制御し、さらなるパワーを発揮させるためにはECU内部のデータを書き換えなければなりません。

これが、ECUチューンというものです。

セレナの場合はエンジンルーム内のバッテリー手前あたりに挟まるように取り付けられています。

そのECUの内部のデータを書き換えるわけですがその方法は、ECU自体を取り外してチューニングショップに送って書き換えてもらう方法とセレナでチューニングショップに行ってODB2ポートから書き換えてもらう方法があります。

どちらも価格的にも効果も全く同じですが、外すことによりパワーウィンドウやスロットルの学習データも消えてしまうのでなるべくならECUを外す事は避けたいものです。