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セレナATFクーラーの取り付け | 知らなきゃ損する自動車のドレスアップ
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セレナATFクーラーの取り付け

セレナにはCVTというミッションが取り付けられています。

CVTは従来のギヤの組み合わせによる変速機ではなく、エンジンパワーの入力側と出力側のプーリーの径を無段階に変化させ、その間をVベルトの様なものでつなぎ、変速するトランスミッションです。

単純なものでは原付に取り付けられているミッションがそうで、これはプーリーの回転によって得られる遠心力を使って、エンジン側のプーリーの径を変更させるものです。

基本的にセレナに取り付けられているCVTと同じような構造で、広くいえば原付とCVT搭載車は同じミッションがついていると言っても過言ではないでしょう。

あえて大きな相違点と言えば、遠心力を使った受動的なものではなく、機械・電気的にプーリーの径を能動的に変化させているという点です。

構造上、プーリーとベルトは常に接しており、それにより摩擦熱が発生しますが、ミッションケース内の封じ込められているオイル、ATFフルードによってその熱を冷やしたり、各部の潤滑をするようになっています。

通常のミッションより熱の発生率が高いCVTは、運転の仕方や道路の渋滞などによってかなり高温になる事があり、それによるATFフルードの劣化やミッションの不具合に繋がる可能性があります。

街中を普通に走っていればそれほど問題ないのですが、セレナに似合わない走りやアップダウンの激しい山道などを走ると簡単にATFフルードの温度は上がってしまいますので、そのような方には対策が必要になります。

一番効果的なのは直接ATFフルードを冷却するATFクーラーの装着でしょう。

クーラントをラジエーターで冷やすのと同じ様に、ATFフルードをATFクーラーで冷やすというものです。

ATFクーラーのコアまでATFフルードを導き、それを走行風や電動ファンの風で冷やそうという構造でほとんどの場合がフロントバンパー内の風が当たる場所に取り付けます。

あわせて、ATFフルード自体もセレナ純正よりも高性能なものに交換するとさらにATFクーラーの効果が高くなるのでお勧めです。




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