アルファードのアンテナ

力強いエンジンと静粛性の高いボディーで長距離の移動も快適にこなせるトヨタのミニバンがアルファードです。

静かな車内作りに陰ながら一役買っているパーツがアルファードのグラスプリントアンテナで従来型のロッドアンテナは走行中に風切音がどうしても発生してしまう他、元々車高の高い１ＢＯＸタイプの車ですと低いゲートを通過する際等に誤ってアンテナを破損させてしまう危険がありました。

ところがこのガラスに取付けられたアンテナは社外に突起物がない為に風切音が発生せず、破損の心配も極めて低くなったのです。

しかしこのアルファードのグラスプリントアンテナは取り扱いに少しコツが必要です。

デザイン上のドレスアップ性を保つ為にアンテナ線は可能な限り細く目立たないように設置されています。

窓ガラスを拭く際にあまりゴシゴシと擦ると断線する事がありますので清掃の際は優しく丁寧に取り扱うことが必要です。

万一断線させてしまった場合、幾らカスタムや改造が得意な方であっても元通りに修復することはかなり難しいのが現状で、被害を拡大させない為にも早めに販売店や修理工場にアルファードを持ち込み状況を診断してもらった方が無難でしょう。

車の持つ機械としての不完全さを解消することが車いじりの楽しさでもあるのですが、アルファードの様に完成度が高まる程、ユーザーの手を入れる部分が狭まり車の楽しみ方も少しずつ変わってくる物なのですね。