86触媒

86のチューニングとして、スポーツ触媒に交換するという方法があります。

86の排気系をチューニングすると、触媒での排気抵抗が出てくるため、ここを改善するわけです。

86のエンジンからの排気は、抵抗なく流れるのがベストです。

しかし、触媒で有害物質の無害化を促進したりする過程で、流れが滞ってしまうことがあります。

86のパワーを高めたいのなら、マフラー交換だけではなく、触媒も交換すると良いかもしれません。

排気音を少し大きくしたいというのなら、マフラー交換だけでも十分です。

しかし、触媒をスポーツ触媒に交換すれば、排気効率も改善されます。

触媒を取り外すと、空気抵抗が少なくなるため、除去してしまうオーナーもいたようです。

しかし、触媒なしの状態で公道を走るということは、問題があります。

厳しい取締りの対象となりますし、環境への配慮を考えるうえでも、取り付けておいたほうが良いでしょう。

スポーツ触媒として市販されているのは、メタル触媒です。

金属の薄い板を、何重にも重ねてつくられています。

メタル触媒に交換すると、より排気効率が良くなります。

この点、セラミック製のものと比較しても明らかな違いがあります。

メタル触媒は温度上昇が早いです。

そのため、化学反応が進みやすいです。

これにより、環境への負荷も減らすことができるので、86でスポーツ走行を楽しみたいオーナー向きの触媒と言えそうです。

このように全体から考えて行うと、より精度の高いチューニングができます。