86トランク

86は幅広い層に支持されるクルマです。

若い層はもちろん、AE86を愛好していた40代・50代の世代もユーザーに加わってくると思われます。

若いオーナーの場合は、本格的なモータースポーツを楽しみたいという願望が強いようです。

これに対して40・50代のオーナーは、街乗りでシャープな走りをするクルマであればオーケー、と考えているようです。

そのように、幅広いニーズに応えるためか、86のトランクスペースの使用も、折衷仕様になっています。

「ドリフト性能世界一」と、モータースポーツ色を全開にしつつも、「ゴルフバックなら2セット収納可能なトランク」が設置されていたりします。

86のトランクについては、ネットでも賛否両論です。

中途半端だ、という意見もあるようです。

しかし幅広い世代に受け入れられるためには、トランクにしっかりと荷物を積み込めるという要素も大切なのでしょう。

86とよく引き合いに出されるBRZを比べてみると、細かい仕様については、86のほうがマイルドになっていることが多いようです。

スバルのBRZは、ガチガチのスポーツカー仕様となっています。

これは両者のスタンスの違いも影響しているのかもしれません。

実際、オーナーも、本格的なサーキットでの走行を求める人だけではなく、街乗りを楽しみたいと考える人も多いです。

また、音楽を楽しむために環境を整えたいと考えるオーナーもおり、そのための改造が活発になっていくことが予想されます。