新型プリウスの上位機種にはLEDヘッドランプが標準装備されていますが、車のライトには通常ハロゲンランプが使われています.
これは単純にフィラメントを発熱させて光を発するタイプのもので、ドレスアップなどで手を加えていないほとんどの車では、標準仕様のハロゲンランプを使用していると考えていいでしょう.
そこでもっと明るいライトにしたいと考えるならば、ランプをHIDに交換することをオススメします.
HIDは「High Intensity Discharge」の頭文字をとったもので、フィラメントではなく電子と金属原子を反応させることで光を発する仕組みになっています.
その特徴は明るさと光量です.
太陽光に近い発光パターンを持っているとされ、ハロゲンランプよりも明るく、遠くまで届くライトになっています.
また、HIDは寿命も長く省電力にも優れているので、LED仕様ではないプリウスなど、ハイブリッド車を購入した人なども好んで交換をしています.
現在では、プリウス専用のHID化キットとして、ショップに頼まなくても自分でランプを交換できるセットも販売されています.
このプリウス専用の交換キットでは、バンパーを取り外す必要もありません.
まずはフロントバンパー下部のアンダーカバーボルトを取り外してカバーをめくると、純正バルブを取り出すことができます.
そこにHIDバルブを取付けて、専用ステーにバラストを固定し、フォグ裏にボルトで留めます.
あとは電源カプラーを接続して配線を固定したら、プリウスでの交換作業は終了です.
交換はあくまで自己責任の範囲でやりましょう.
プリウスHID
トヨタが世界に誇るハイブリッドカーであるプリウスは、3代目にあたるZVW30が2009年に発売されて、さらにその人気を高めています.
初代のプリウスが丸みを帯びたデザインだったのに対して、このZVW30系は、空気の流れを意識したシャープな外観になっています.
ドレスアップ用のカスタムパーツでは、ヘッドライトをLED化したり、HID化したりするキットの人気があります.
自分で取付けて改造ができるので、ネットオークションや、通販などでも安く購入することができるのです.
プリウスのZVW30では、グレードの高いモデルでヘッドライトにLEDを標準装備していますが、普通のモデルではハロゲンライトを使用しています.
そこで、もっとライトを明るくしたいという人が、HID化などを行っているのです.
プリウスでは、4500kと5700k、さらに6000kという、3種類のカラーバリエーションからHIDを選ぶことができるキットもあります.
夜間走行時の安全性を高めるという理由のほかにも、自分の好みの色を選ぶこともできるのです.
プリウスのHIDでは、白く美しい光を発することができるのが6000kで、純白光を発するのが5700k、若干やわらかい色を帯びているのが4500kです.
これらのHIDの光は、いずれもハロゲンライトよりも強く、遠くまで届くようになっているのです.
交換は自分でもできますが、そういった作業が苦手だという人は、ショップなどへ持ち込みをしてやってもらうこともできます.
明かりの強さが変わるだけで、見た目の印象も変わるのでオススメです.
プリウスHIDバルブ変更
プリウスは発売当時の流行と機能面で考えても致し方ないことですが、ハロゲンヘッドランプを採用してありましたが、最新版と同じようなHIDバルブに交換するカスタム改造派も増えてきているようです. なにより完成されたハイブリッドカーの代名詞であったプリウスのHIDバルブ取付けで、ドレスアップができるということからも一般的に購入しやすい車になったと考えることもできるかもしれません.
そう考えればプリウスへのHIDバルブ装着時にわざわざ持ち込み作業を依頼することもなく、自分でも作業できるパーツも販売されているといえます. なにより機能面でのコスト対策としてシンプルすぎる車から若者が乗りやすいイメージを持った車に変えることができるという意味でも幅広いオーナーにアピールすることが可能になったというメーカーとしても喜ばしい状況への変換なのかもしれません.
だからプリウスのハロゲンバルブをHIDバルブに交換作業がしやすくなったということではないので、注意してほしいのです. 当然高電圧を扱うパーツであると考えるべき部品ですから、単にプリウスのハロゲンバルブをHIDバルブに取り替えるだけでなく、配線ハーネスそのものも取替えが必要だと表記してある商品にはそのとおりのパーツも購入しておかなければいけないということも理解してほしいです. 取付けが簡単でも、そのための知識も必要になったということなのです.
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