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RX-8 LSDの取り付け | 知らなきゃ損する自動車のドレスアップ
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RX-8 LSDの取り付け

車の駆動系には必ずディファレンシャルギア(デフ)が組み込まれています。

ドライブシャフトから左右のタイヤに駆動力を振り分ける部分に取り付けられていて、コーナーを曲がった時などに発生する左右の回転差を吸収して円滑に曲がれるようにしています。

しかし、片方が無負荷の状態になったり、空転して駆動力がなくなってしまうともう片方も駆動力が掛らなくなってしまうという欠点があります。

RX-8には、LSDが搭載されています。

LSDはリミテッドスリップデフの略で、ある一定の条件(RX-8の場合は、左右のトルク差によって)になると左右のシャフト間をロック(デフロック)して駆動力や回転を同じしようとするデフの事です。

これによってコーナー時に遠心力によって荷重の抜けたイン側のタイヤが空転して駆動力がなくなってしまう事を防ぐ事ができます。

さらに、LSDのロックの具合を調整することによりコーナーリング特性も変える事ができます。

RX-8に標準で搭載されているのはトルクセンシング式スーパーLSDというもので、左右のタイヤの回転差ではなく、左右のタイヤに掛る駆動力の差で判断してデフをロックしています。

ただ、標準でついているLSDは、コスト削減のために許容出来る容量が狭くロックする力が弱くなっていて、瞬時に駆動力が必要なコーナーの出口などで、なかなか前に進まないという事が起こってしまします。

これを防ぐには、もっとロックする力が強いもの交換するしかありません。

パーツメーカーからは、いろいろなタイプの強化LSDが発売されています。

LSDは、大きく分けると3つの種類に分ける事ができます。

1Way、1.5Way、2Wayです。

1Wayは、アクセルオンの時だけLSDの機能を果たすもの、1.5Wayは、アクセルオンの時はLSDの機能、アクセルオフの場合は弱めにLSDを効かせるもの、2Wayは、アクセルオンもオフもしっかりLSDが効くものです。

RX-8に標準装備されているのは、1.5Wayで、アンダーステアが出にくくなっています。

優れたものになると、内蔵されたプレートの数を調整することでロックする力を自分好みに合わせる事が出来るものもありますが、モータースポーツに使用しないのであれば必要ないでしょう。

取り付け作業は、DIYでもできますが、知識が必要になるので、プロの任せた方が安心です。




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