>> RX-7 |
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ピュア・スポーツカーを目指して開発されたFD型RX-7には、エンジンパワーと同じように重要な軽量化にもかなり力を入れている車です。 もともとコンパクトなロータリーエンジンを積んでいるので比較的軽量にできていますがその事に頼らずに足回りや外装まで軽量なアルミ合金を使ったパーツをふんだん使用しています。 その中の一つに、ボンネットフードが挙げられます。 最近ではアルミ製のボンネットを使用している車が多くなってきましたが、FD型RX-7が発売された時にはまだまだ少数派で、RX-7の様な限られたスポーツカーでしか装着されていませんでした。 これによってRX-7はいかに軽量化を大事にしていたのかが良く分かると思います。 ところがこのアルミ製のボンネットは、FD乗りにはあまり評判が良くありませんでした。 その理由は、軽いのはよいのですがロータリーターボエンジン特有の熱をうまく処理する事ができていないためで夏の暑い時や渋滞が続くような状態になるとすぐにオーバーヒート気味になってしまい、エンジンブローまではいかなくともセーフティー機能が働いてブースト圧が上がらなかったり、致命傷にもなりかねないフューエルカットが入ったりしてまともな走りができなくなってしまうのです。 FD乗りたちはこの状態を打破するためによくボンネットの交換をします。 ノーマルのボンネットは特に変わり映えのない平坦なものですが、冷却性を重視したボンネットは大きなアウトレットダクトを備えたものが多く、フロントから入った空気がラジエーターやインタークーラーを通り抜けた後にそのアウトレットダクトから抜くようにしています。 材質は軽量なFRPや更に軽量なカーボン製のものまでありますが、財布が許してくれるのであればカーボン製を選びたいところです。 ボンネットを選ぶ時のポイントは重量と冷却性ですが、冷却性を重要視するがために大きなダクトを開けているものでは、降雨時や洗車時にエンジンルーム内へ水が浸入する事があるので、レインガードなどを取り付けるなどの対策をとる必要があります。 |
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