ラチェットレンチ

ラチェットレンチは、レンチを一方方向へのみ回転させることができる機構『ラチェット機構』のついたレンチのことです．

ラチェット機構が備わっていることで、ボルトやナットなどを緩めたり、締めたりする際に、素早く行うことができます．

ラチェットレンチは一般的に、ラチェットハンドルとは別ものとされています．

その理由として、ラチェットハンドルは、ソケットを装着することでボルトやナットを緩めたり締めたりすることができますが、ソケット自体が無い場合は単体で、使用することができないためラチェットレンチとは分別されています．

逆にラチェットレンチは、それ単体で、ボルトを緩めたり締めたりできるという定義になっています．

ラチェットレンチは、レンチを一方方向（締める側のみに回るようにしたり、緩める側にのみ回るように切り替えできる）にまわす事が可能ですが、切り替えることが、締める側にのみ回転、もしくは緩める側にのみ回転させることが可能です．

自動車整備において、ラチェットレンチの使用頻度は非常に高く、通常のレンチでの作業効率と比較するとその差は歴然です．

ただし、トルク（締める力）をかけることだけに特化するのであればラチェット機構のない通常のレンチが一番向いているといえます．