>> FT-86 |
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FT86には、モータースポーツ用、改造用のベースモデルが設定されています。 これらはエンジンなど主要な機構は量販モデルと同等であるものの、内外装の部品、足回り強化のための部品などを装着しやすいような工夫がなされています。 近年、若者の車離れの傾向が続いていますが、このように改造しやすいように工夫した車種を発売することで、若者を市場に呼び込もうという狙いのようです。 たとえば、FT86で改造の自由度が高いグレードを選択すれば、空力関係の部品がボルトオンなど、取り付けやすいようにできています。 あらかじめ車体に穴が開けられているので、ドリルを使ったりする手間をかけることなく、自分好みに改造できます。 また、フロントやリアのバンパーカバー、グリルなどの装飾関係、ボディーサイドの空力関係部品などを未装着の状態で販売することも検討しています。 あらかじめ取り付けした完成品にしておくのではなく、とりあえず車体を提供し、あとから自分の好きな部品を選び、装着してもらうという考え方です。 そのためのオプション用品も充実させます。 トヨタの豊田章男社長いわく、「若者が車離れしたのではなく、メーカーが若者離れした」とのこと。 これが近年の販売不振を招いていると言います。 その意味で、今回のFT86は、メーカーが消費者側のニーズ(ニーズの可能性のある層)に大きく歩み寄った形となります。 FT86は、1983年発売の「カローラレビン/スプリンタートレノ」をモデルとしており、その世代の愛好者を取り込む可能性も大いにありそうです。 |
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