ドレスアップカーの改造ポイントの一つはエアロパーツの取付けです.
この部分によって車の印象や性能が大きく変ってきます.
では各所に取付けられるエアロの種類と効果を見てみましょう.
車の前部に取付けるのがフロントスポイラーと呼ばれるエアロパーツ.
その形状からリップスポイラーと呼ばれることもあります.
主な役割はダウンフォースの発生ではなく、空気を受け流す整流作用です.
あるいは、エンジン冷却作用を狙ったパーツもあります.
続いて、車のサイドに取付けるのがサイドスポイラーと呼ばれるパーツ.
形状によってはスカートのように見えるのでサイドスカートなどとも呼ばれます.
車体横を流れる気流をスムーズに後ろへ流すのが目的です.
車体が低く見えるようになるので、ドレスアップ効果も高いパーツです.
リヤ部分は、リヤアンダースポイラーとリヤウィングスポイラーの2種類があります.
リヤアンダースポイラーは、最も渦の出来やすいリヤ下部の気流を整えてくれます.
リヤウィングスポイラーは車体上部を流れてきた気流を受け流して抵抗を減らす役割があります.
速度が出ている場合には、ダウンフォースを発生させ、グリップを高める効果も期待できます.
小型車には後部ガラスの上にLEDランプ内蔵のリヤスポイラーが付けられることがよくあります.
ただ、一般に市販されているエアロパーツは、空力作用よりもファッション性、ドレスアップを重視した製品が多いので、過度にダウンフォース等を期待するのは無理があるようです.
|