>> デリカD5 |
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正式には、「アースボンディング」と言います。 デリカD:5も含めて普通乗用車の電気系は、直流12Vだという事は、皆さんもご存じの事と思います。直流ですのでプラス(+)とマイナス(-)があり、その電源は、バッテリーとオルタネーターでの発電でまかなわれています。 よくプラスからマイナスに電気が流れていくという表現を使いますが、そもそも電気が流れるというのは電子が移動していくということなので実際には電子はマイナスなので、バッテリーのマイナス端子からマイナス電子がプラス電子に吸いつけられるように流れていくというのが本当の電気の流れです。ですから電気は、マイナスからプラスへ流れていくのです。 デリカD:5を含めほとんどの車の場合、プラスは、バッテリーからの配線、マイナスは、ボディーの鉄の部分を使ってそれぞれの電装品に伝わってきます。ですがこのボディーを伝ってくるというのが曲者でボディーに付いている各電装品のマイナス端子接点の劣化やマイナス配線の劣化などで十分に電気が流れない事があります。これは経年変化によるものが多いのですが、新車のデリカD:5の場合でも、コストの関係や設計時点での容量の不足が考えられるため、追加でアーシングをする為の配線をします。これによって電装品への電気の流れがスムーズになって、性能を発揮できるようになります。 実際の作業としては、デリカD:5はバッテリーがボンネット内にあるので、バッテリーのマイナス端子から直接、電装品に電気抵抗の少ない材質・太さのマイナス配線を追加して電気抵抗を減らすという手段を使います。デリカD:5のアーシングは短い配線で済むので取り付けも簡単に出来ます。 新車よりも製造されてから時間の経っている車の方が、効果があるといわれていますが、それほどはっきりと変化が分かるというものではないようです。ですが、低速トルクの増加や燃費の向上、始動性の向上、ライト類の光量アップ、オーディオの音質向上などが期待できます。 |
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