ヴィッツ　ブレーキ系の交換

ヴィッツのブレーキは、RSのグレードに限って、4輪ともディスクブレーキになっています。

（それ以外のグレードは、リヤはドラム）

負担の掛かるフロントブレーキは放熱性の高いベンチレーデットディスクが採用され、より一層安全性が向上しています。

ラリーで活躍しているヴィッツは、少ないチューニング可能範囲の中で確実に性能を上げていますが、ブレーキ関係もきちんとチューンされています。

特にブレーキパッドは、ドライバーの運転の仕方によって様々で、一般の乗用車やサーキットを走るような競技車よりもリヤブレーキがより効くようなバランスでセッティングされています。

リヤブレーキを早めにロックさせ、それをきっかけにしてコーナーをターンインするような使い方をするドライバーが多いのでパーツメーカーから売られているラリー用のブレーキパッドの殆どがそういう味付けになっています。

しかし、ヴィッツを普段の足として使い、街中を走っている時にパニックブレーキを踏む必要性が出た時は、リヤが簡単に出てしまうので注意が必要になります。

更に、ラリーでは、サイドブレーキも多用します。

タイトな低速コーナーでは、サイドブレーキを使ってリアを振り出して曲がることが多いのでサイドブレーキも効きの良いブレーキシューに交換することをおすすめします。

グラベルなどで微妙なブレーキ操作が必要になるラリーでは、ブレーキラインも重要になります。

ヴィッツ純正の柔らかいゴム製のホースからステンレスなどの金属製のネットで覆われた膨張性の少ないホースに交換することでダイレクトな感覚でブレーキを操作することができます。

ブレーキパッドの交換は、ボルト一本外しただけで簡単に交換ができますがサイドブレーキのブレーキシューの交換は少し知識と技術が必要になります。

ブレーキラインの交換はブレーキ構造の知識とエア抜きなどの付帯作業が必要になります。

いずれにせよ大事な部分なので確実な作業をしたいものです。