デミオ　エキゾーストマニホールドの取り付け

エンジンから出た排気ガスが初めて通るところが、エキゾーストマニホールドですが、このパーツ一つでエンジンの特性が簡単に変わるという重要な部品である事は間違いありません。

エキゾーストマニホールドは、各シリンダーから出てくる排気ガスをお互いが干渉しないように1カ所に導き、スムーズな流れとしてマフラーに送るというのが本来の役目ですが、排気ガスをどのように干渉させないかまたどのような順番で流すかによって排気ガスの流れが作られそれによってエンジンの特性が作られます。

純正のエキゾーストマニホールドは、鋳鉄で出来ているので量産に向きますが、重量があり燃費の事も考えパイプの内径も細く作られています。

これをもっとパイプ径が太く、軽量なステンレスで作られていて、排気効率のよい物に変えればエンジンのパワーが上がりやすくなります。

しかしデミオのエキゾーストマニホールドの場合は、集合部のすぐ下に触媒が取り付けられているのでエキゾーストマニホールドを交換するという事は触媒も交換するということになり、他の車種のエキゾーストマニホールドと比べかなり高価なものとなります。

ただ、エキゾーストマニホールドを変えるくらいのチューニングであれば触媒もおいおい変える事になると思うので逆に言えば一挙両得と考えるべきだと思います。

効率の良いエキゾーストマニホールドと高い排気効率の触媒のおかげで、NAエンジンとしてはかなりの馬力・トルクのアップが見込めると思います。

取り付けには、エンジンの奥の方にある部品ですので、下からの作業となります。

安全なジャッキアップと奥の方にも届く工具が必要になります。