| ＞＞ プリウス |
|
 |
|
燃料をいかに消費しないかが最大の任務のプリウスですが、エコカーならではの足回りが必要だと思います。 ノーマルのサスペンションは、フロントはストラット、リアはトーションビームとFF車の一般的なサスペンション構造を持っています。 先代のプリウスよりもしっかりとした硬めのサスペンションセッティングになったとはいえ、少しやりすぎた感があります。 プリウスの様なエコカーの場合、ハイスピードでコーナーを走り抜けるサスペンションは必要とせずに、エンジンを掛けないため、またはバッテリーの消費を抑えるために低いスピードで安定したコーナーリングが出来ればよいと思います。 先代のプリウスのサスペンションは、スピードを上げて突っ込むには恐怖感が出るのでバッテリー消費の抑制には貢献していますが、柔らかすぎて安定性に欠けます。 今のプリウスのサスペンションは、固めである程度コーナーでは安定性は出ましたが、逆にそれが仇となってコーナリングでのスピードレンジが上がってエコな走りとはかけ離れてしまいます。 そこで求めたいのが、この中間の足回りとプラスアルファです。 サスペンションを変えるには、プリウスの場合、タイムアタックやスポーツ走行をする車ではないので車高調までは必要ないでしょう。 バネレートや車高は固定でも、ショックアブソーバーの減衰力を自分の好みに合わせられるよう減衰力調整機能だけのサスペンションで十分だと思います。 下手な機能をつけて重量が増すよりは最低限の機能で軽量の方がエコカーにとっては重要です。 スプリングは硬めよりかは、少し柔らかめで派手なロールが出ないくらいのもので、少し車高が落ちるくらいが良いでしょう。 乗り心地を犠牲にせず、コーナリング時も適度なロールの発生でスピードも抑制でき、車高を落とすことでわずかですが前面投影面積の減少にもつながり空気抵抗を低くする事ができます。 エコカーには、一般の車のチューニングの考え方が通用しない部分がほとんどだと思った方が良いと思います。 |
|
|
純正パーツの取り外し・取り付けはメンテナンスDVD