>> ランサーエボリューション |
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ランサーエボリューションXには、新設計の5速MTの他に他社に先駆けて採用したTC-SSTが搭載されています。 TC-SSTは、基本的なミッション構造は一般のマニュアルミッションと同じですが、湿式のクラッチをふたつ搭載しており交互に切り替える事で、レーシングドライバーよりも速いシフトチェンジが可能になっています。 オートモードもあるので、オートマ限定免許でも運転する事ができ、マニュアルミッションとオートマチックミッションのよい事を合わせたような画期的なミッションです。 しかしこのミッションにも弱点があり、湿式クラッチやミッションからの熱でミッションオイル(SSTオイル)の温度上昇が激しく、シフトミスやクラッチの滑り、挙句の果てにはチェックランプが点灯してしまい、一度車を止めなければいけなくなります。 ランサーエボリューションXで街中や高速道路を順調に走っている時は問題ないのですが、峠やサーキットなどでのスポーツ走行や激しい渋滞時などでは標準のSSTクーラーでは冷却が追いつかずにこの様な状態になってしまいます。 それを回避するには、SSTオイルをもっと冷やしてあげればよく、SSTクーラーの追加をしなければなりませんが、費用もかかりますし作業も手間がかかりますのでもっと簡単な作業としてSSTクーラーファンを取り付けるという選択もあります。 SSTクーラーファンは、専用の電動ファンをランサーエボリューションX標準のSSTクーラーに取り付けて、常時SSTクーラーファンを作動させて冷却を促します。 SSTクーラーファンの配線にファンコントローラーを取り付ければSSTオイルの温度に合わせてSSTクーラーファンを作動させる事ができ、低温時には停止、高温時には作動させるという事が出来ます。 但し、これはランサーエボリューションXで街中や短時間のスポーツ走行する場合に対応するものであまり長時間の激しいドライビングではこれでも冷却が追いつかなくなるので最終的にはSSTクーラーの増設を考えた方が良いでしょう。 |
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