>> ランサーエボリューション |
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安全性を高める為に、道路交通法でシートベルトの装着が義務づけられていて、ランサーエボリューションXなどの市販車には必ず三点式シートベルトが取り付けられています。 この三点式シートベルトは、普段は伸び縮みする構造になっており乗る人に合わせて長さを調整する事ができますが、急激なGがかかった時やベルトが急激に引っ張られて時などはロックされて乗っている人が前に飛び出さないようになっています。 この様に一般的にシートベルトは事故や衝突を起こした時などに対する安全性を考えて装着されていますが、別の利用方法もあります。 この利用方法は標準の3点式シートベルトではできないのですが、体のホールド性を高めるというものです。 激しい縦G横Gが常にあちこちからかかるモータースポーツでは、ホールド性の高いバケットシートをとりつけて極力運転姿勢の変化を防いでいますが、上下の動きは防ぐ事ができません。 そこで、標準装備のシートベルトに付け加えて、スポーツ走行用のシートベルトを取り付けて、それによって体をシートにガッチリ固定します。 このシートベルトは、4点式から6点式で標準のシートベルトみたいに伸び縮みはせず、乗る人に合わせて長さを調節したベルトを4点式では腰回りと両肩ごしに、5点式では4点式に加え又下から一本、6点式は又下から2本それぞれをお腹の部分で特殊なバックルで締めます。 これによって体をシートにしっかりと固定させる事ができるので、ランサーエボリューションXで安心してコーナーを攻める事ができます。 シートベルトをランサーエボリューションXに取り付けるには、腰回りのベルトは標準装備のシートベルトのボルトと共締めし、肩のベルトは後部座席のシートベルトのボルトを利用します。 5点6点式の又下のベルトはフロアにアイボルトを取り付けてそこに取り付けます。 ここで重要なのは、標準装備のシートベルトはそのままにして、追加するという事です。 なぜかというと、このスポーツ走行用のシートベルトは、道交法上はシートベルトとは認められていないため、これを締めていてもシートベルト未装着と同じ事となり違反になりますので、普段ランサーエボリューションXでドライブといった時には普通の3点式シートベルトを締めて、いざという時のみ4点式シートベルトを締めるといった使い方であれば問題はありません。 |
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