ランサーエボリューションX　インテークマニホールドの交換

今までのランサーエボリューションシリーズとは違い、ランサーエボリューションXは、新開発の4B11型エンジンをエンジンルーム内に後方排気レイアウトで収めている為に、吸気側が手前に、排気側がエンジンルームの奥方向になっています。

手前の吸気側にはサージタンク一体型のインテークマニホールドがあり、軽量のアルミ合金で出来ていて高回転向きの等長ショートポートのインテークになっています。

インテークマニホールドの役割はスロットルから入ってきた空気を各ポートに振り分けることが一番の役割ですが、エンジンの性能を決める重要な部品でもあるために、抵抗なく吸気できるような工夫がされていたり、サージタンクを含めたインテークマニホールドの容量やポートの太さ、長さなどエンジンパワーに合わせた設計がされています。

ランサーエボリューションXのインテークマニホールドは比較的容量が大きいのでかなりパワーを上げない限り交換する必要はないと思います。

しかし、今後現状よりもパワーアップさせる予定があるのであればその必要性も出てくると思います。

それよりも、ランサーエボリューションXをタービン交換やエンジン内部までチューニングした際に必要に応じてノーマルインテークマニホールドを加工したものを取り付けるといった形で交換する事の方が多いように感じます。

大幅にパワーを上げると当然の事ながらノーマルのインジェクターでは燃料供給量が足らず社外品の大容量のインジェクターを取り付ける必要が出てきますが、その際にノーマルのインテークマニホールドでは形状が合わず、取り付ける事が出来ないのでインジェクター取り付け部分を加工し、大容量のインジェクターを取り付けます。

ここまでやるにはかなりハイレベルなチューニングを施したランサーエボリューションXの場合に限るのでブーストアップぐらいであれば必要性はないでしょう。