ランサーエボリューションX　ガード類の取り付け

WRCから三菱ワークスが撤退してからは、ランサーエボリューションXもWRCの世界からは消えつつありましたが、ラリーの現場が世界からアジアや国内などの限られた場所になった今、セミワークスやプライベーターの手によってランサーエボリューションXの活躍が始動しました。

ラリーに必要な能力とは、運動性能や安全性は当然ですがその他にも長丁場のラリーを勝ち抜くための車体の保護も重要な能力の一つだと思います。

ハイスピードのスペシャルステージを走りぬくための車体の保護は主に各種ガード類を装備する事から始まります。

ランサーエボリューションXの場合、比較的弱いオイルパンやミッションなどのエンジンルームの下周りをガードするアンダーガード、ボディー中程にあるエンジンルームからリヤ周りに伸びるブレーキなどの重要な配管を含めフロアをガードするフロアガード、燃料タンクを守るタンクガード、右後輪の後ろのオーバーハングについているACDポンプ回りを守るACDガードなどがあります。

その他にも補助的なものとしてマッドフラップなどもこれらのガード類と同じとみてよいと思います。

これらのものは、深いわだちや段差のある様な荒れた路面を走る時やジャンプしてその反動でお腹をヒットするような時、フロントタイヤで巻き上げる砂利などから車体を守るのに有効なガード類で一般的には5mm位のアルミまたはジュラルミンなどで作られていて軽量で丈夫にできています。

取り付けに関してもランサーエボリューションXには、専用品が発売されていますので、アンダーフロアなどへの穴あけなどの加工のみで簡単に取り付ける事ができます。

ラリー車でなくても山道や荒れた道、深い雪道を走る事が多いのであればガード類を付けた方が安心できるのでお勧めします。