>> ランサーエボリューション |
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ランサーエボリューションXの含めて一般的に売られている車の空力特性は、リヤよりもフロント部分のダウンフォースが弱くなっていると言われています。 これは法律やデザイン的な部分でフロント部分に大げさなエアロパーツを取り付ける事が難しく強力なダウンフォースを稼ぐ事が出来ない事が一つの理由になっています。 これに対してリヤ部分は、ランサーエボリューションXの様な大きなウィングを取り付ければいくらでもダウンフォースを稼ぐ事が出来るのです。 スポーツカーと呼ばれる類の車でも100km/hを超えるような高速域からサーキットなどでの超高速域になるとフロントが浮き始め、フロントタイヤの接地性失われていくことがはっきりと分かるぐらい前後のダウンフォースのバランスが良くありません。 フロントのダウンフォースのみで考えれば、過去にあったWRCのグループB車両の様な元の車種が分らないくらい大きなエアロバンパーやフロントウィングを取り付ければ事はすみますが、公道を走るランサーエボリューションXにそのようなものを取り付けたら、新春恒例の日の出暴走に参加するようなチバラギマシンの用になってしまい、警察官から注目の的になってしまいます。 そこで最近ランサーエボリューションXなどに良く取り付けられているのがカナードと呼ばれるエアロパーツです。 カナードは、別名スラストスポイラーとも呼ばれ、フロントバンパーが左右側面に回り込んだところに取り付ける三角形の羽の様なもので、空気の流速が早い部分に取り付けられているので強力なダウンフォースを生み出す事が出来ます。 取り付けがあまいフロントバンパーにカナード取り付けるとフロントバンパーごと外れてしまうといった話が出る事からもカナードの性能が分ると思います。 カナードは、道交法では突起物と扱われ、基本的には車検は通りませんが、車検場によっては角を丸めたり、エッジをゴムなどで保護する事により認められ事があります。 この事によりカナードは取り外しが出来る様に取り付ける方がベストですが、強度を犠牲にしない取り付け方法をとった方がよいでしょう。 |
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