ランサーエボリューションX　エアロパーツの取り付け

ランサーエボリューションシリーズ初となる3ナンバー枠で設計されたランサーエボリューションXは、ワイドなボディーとトレッドによるコーナーリング性能の向上とロングホイールベースによる直進安定性の向上によって格段と走行性能がアップしました。

この走行性能に更に磨きをかけるのがボディーの空力特性で、標準でもこれぞランサーエボリューションXと言わんばかりの大型のリヤウィングやフロントバンパー、リヤディフューザーなどが装着されています。

しかし標準装備で取り付けられているこれらのエアロパーツは必要最低限のもので、更なる空力性能向上を目指すには、オプションやパーツメーカーのエアロパーツを取り付けることになります。

エアロパーツには二種類あって、一つは標準のバンパーやサイドスカートなどに更にパーツを取り付けるタイプと、既に取り付けられているものを取り外してそっくり交換するタイプのものがあります。

オプション設定されているものや比較的安価なエアロパーツは、前者の後付けタイプのものがほとんどで、多少空力性能は向上されますが、標準パーツ＋アルファといったぐらいものでほとんどがデザイン的に良く見えるようにするものと考えた方が良いようです。

それに対して、そっくり交換するタイプのものは、空気抵抗の軽減や揚力の低下などまでしっかりと考えられているものが多く、見た目的にもノーマルのデザインが分からなくなるくらいガラリと変貌するようなものまであります。

さすがにミニバンや高級セダンの様な見た目だけのエアロパーツをランサーエボリューションX用に販売している企業はあまりないので、後は資金とデザイン的な問題になって来ます。

理想としては汎用のものでなく、ランサーエボリューションX用にトータルで設計されているフロントバンパーやサイドスカート、リヤバンパーやウィングなどまで一通りセットになっているフルエアロというものを選択するのがベストですが、資金的に無理な場合は段階的に一つずつ導入してもよいと思います。

その場合、必ず同じパーツメーカーのものを選ぶ事が重要です。

エアロパーツにはノーマルよりも空力性能を悪化させるものもあり、更に道路交通法に抵触するものもあるので購入する時は注意が必要です。