ランサーエボリューションX　多機能メーターの取り付け

ランサーエボリューションXなど最近の車は、車の各機能のほとんどをECUで管理しており、その中には各項目用のデータの他に走行中などに起きた不具合などのデータ、センサーからデータなどが記録されており、どこが故障したのかどんな状態なのかが分かるようにエラーコードとして残されています。

ディーラーではこのエラーコードを利用してどんな状態なのかを判断し正確な修理作業に役立てています。

ECU内からエラーコードを拾う為にはECUにアクセスする必要があり、そのインターフェースはランサーエボリューションXの場合はステアリングコラムの付け根の下あたりにあります。

そこにはODB2規格のポートが設けてあり、そこに専用ケーブルをつないで端末でエラーコードを確認したりセンサーのデータを見たり、各種設定を変更したりします。

最近ではこの事を利用したいろいろなパーツが売られており、その中の一つが多機能メーターです。

いままでエンジン回転数や電圧、水温などのいろいろな数値を確認するためにはそれぞれのメーターを取り付け、センサーもエンジン周りの各部分に取り付ける必要がありましたが、この多機能メーターは、ECUの管理下にあるデータをODB2ポートから読み出しデジタル形式やアナログ形式などで表示する事ができます。

多機能メーター自体の取り付けも電源を取るだけで後はODB2ポートの専用コードをつなぐだけのいたって簡単な作業で完了してしまいます。

ランサーエボリューションXでこの多機能メーターによって読み取れるデータは速度やエンジン回転数はもちろんの事、水温、バッテリー電圧、インマニ圧、アクセル開度、エアフロ電圧などでそれ以外にも色々なデータを読み込むことができます。

ランサーエボリューションXではODB2ポートから読み込めない油温や油圧などは別途センサーを取り付けて同じように表示できるようになっています。

更には、ディーラーでしかできなかったエラーコードの消去や制限はありますがECUのデータも書き換える事ができます。