ランサーエボリューションX　油圧計の取り付け

エンジンに取ってオイルは人間の血液と同じように大事なものです。

わずか2リッターから300ps以上のパワーを絞り出すランサーエボリューションXの様なターボエンジンにとっては特に重要な一つのパーツとなっています。

エンジンオイルには、潤滑・冷却・洗浄など本来の性能を発揮できる温度帯というものがあり、その温度帯から極端に外れてしまうと粘性が失われて油膜切れを起こしてしまったり、エンジンの始動性や燃費、パワーにも影響が出る事があります。

一番よいのが、自動車メーカー推奨のエンジンオイルで、その車の構造やエンジン形式、特徴などからその車にあったエンジンオイルを薦めているのでそれを選べばよいのですが、これはあくまでもノーマルの場合の話で、ランサーエボリューションXの様な「チューニングしてナンボ」の車には役不足になる事がほとんどです。

チューニングされた車のエンジンオイル選びは、チューニングショップや雑誌、Webなどの情報を見て聞いて選ぶ事が多いと思いますが、一番よいのが自分の車で自分の目で見て確認する事だと思います。

エンジンオイルの状態を確認するには、油温計と油圧計が必要になり、特に油圧計はトラブルを防ぐのに有効なメーターです。

単純にエンジンオイルの有無を確認するだけであれば純正でも付いている油圧警告灯でも確認できますが、油圧警告灯はオイルがかなり減った時にしか点灯しないので点灯した時にはエンジン内部がかなり危険な状態になっています。

油温計と油圧計を使えば油温と油圧の関連性を知る事ができ、油量低下の早期発見やエンジンオイルの特性などが確認する事ができ、エンジンオイル関連のトラブルを未然に察知する事ができます。

ランサーエボリューションXにはエンジンオイル関連のセンサーを取る付けるところが一つしかなく、その一つはたいがい油温計のセンサーが付いている事が多いので、油圧計のセンサーはターボチャージャーオイルフィードチューブのバンジョーボルトを加工をしたものに交換して油圧センサーを取り付けます。

純正品を加工したものが販売されているのでそちらを使えば比較的簡単に取り付ける事ができますので油温計だけでなく油圧計も取り付ける事をお勧めします。