>> ランサーエボリューション |
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エンジンの燃料供給方法は過去のあったキャブレター方式から現在では電子制御燃料噴射装置(インジェクション)へと変化してきました。 もちろんランサーエボリューションXもインジェクションでの燃料供給を行っておりその制御には色々なセンサーからに信号によって常に最適な供給量がもたらされています。 インジェクションは燃料をインジェクターから噴出させるための圧力が必要でその圧力を得るために燃料タンク内に設置されている燃料ポンプで圧力をかけECUからの噴射信号に基づいてインジェクターを開け閉めして燃料を噴射しています。 ランサーエボリューションXはホットワイヤー式のエアフローセンサーからの信号や吸気温度、O2センサーからの信号などからECUが最適な燃料供給量を算出しインテークマニホールドに取り付けてあるインジェクターに信号を送る仕組みになっています。 燃料供給量を決めるのはECUですが実際にシリンダー内に燃料を噴射するのはインジェクターの仕事でその吐出量はランサーエボリューションXの場合、最大で約600cc位と言われています。 600ccというのは、ノーマルタービンでブーストアップした位のチューニングレベル、馬力にして380~400ps位までしか対応できずインジェクターも燃料ポンプも限界の状態になっています。 それ以上のタービン交換やエンジン内部まで手を入れるようなチューニングでは、燃料供給量が足りず空燃比がリーン状態になってしまいます。 この状態にならない為には、吐出量が多く(800cc以上)更に効率の良い噴射状態を作れるインジェクターと高い圧力を得る事が出来る燃料ポンプが必要になって来ます。 インジェクターを交換するとなるとそれに合わせて燃料ポンプの他に場合によってはフューエルデリバリーパイプやフューエルプレッシャーレギュレーター、更にインジェクターを取り付けるインテークマニホールドのインジェクター取り付け孔を加工しなくてはなりませんのでそれなりの費用がかかってしまいます。 ランサーエボリューションXのインジェクター交換のみでは直接パワーアップするようなものではありませんが、更にパワーアップを求める為には必ず交換しなければならないパーツの一つです。 |
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